ファミレス好きだけど

僕はファミレス大好き人間なのですが、好みのお店は当然あるわけです。いつの間にか「ロイヤルホスト」メインで、たまに「デニーズ」というパターンになっていました。ここ数年は「ロイヤルホスト」もドリンクバーの店舗が増えて、他のファミレスと余り差が無くなり、少し高めの価格設定でもあえて選んでいるメリットが無いなあ?という気もしていました。それでも客層が落ち着いているとは思います。

最近、そのドリンクバーから「ドリップコーヒー」が無くなってしまったのですよ。そうなると、あのエスプレッソマシンの深煎コーヒーしか無いわけで、あれは何杯も飲めるもんじゃないです(「illy」の様な店なら美味しいのですが)。これだと、「ジョナサン」や「サイゼリア」と何も変わらない。

どうして無くなったのですか?と店長っぽい人に尋ねると、店舗によって答が違うのが面白いです。

高田馬場店  「 火傷をしたお客様がいらっしゃいましたので全店で取りやめました。でもご希望があれば、仰って頂ければテーブルにお持ちいたします( 本当でしょうか?)。」

神楽坂店  「 品質に問題がありまして、全店で取りやめになりました。」

どっちなんだよ!まあ、とにかくもうドリップコーヒーが飲めなくなったてことは確実で、今後の選択肢は以下の順番となりました。

1.ドリンクバーの無いロイヤルホストに行く。
2.デニーズに行く。
3.混んでいてテーブル小さいけど、スタバやドトールに行く。
4.同じく混んでるしテーブル無いに等しいけど、短時間と割り切ってマックに行く。

たいした味じゃないんだから、別に気にすること無いじゃんかって?日常としてファミレスに行くことと、美味しいコーヒーのために専門店に行くことは違うとしか言いようがないんです。その中間的存在として、スタバの様なシアトル系カフェやイノダコーヒーの様なチェーン店があるんでしょうけど、理想的な席が確保出来る保証がないし( まあこれはブランドより店舗や時間帯の違いの方が大きいですが)、言ってみれば番茶の様な存在のドリップコーヒーを何杯も飲むことが出来ないし、パフェが食べられないので、やっぱり楽しくないです。

話が少しずれますが、ロイヤルホストは今後どんどん店内禁煙として、別に喫煙室を設ける方向にシフトして行きます。神楽坂店のような旗艦店っぽい所から改装は始まっていますが、これは客層の女性比率の増加に対応した結果で、さらに増加させる方向に進みそうです。郊外店や地方では状況が違うのかも知れませんが、この前、平日の夜に高田馬場店に行ったら僕以外が全員女性客( 15人はいたと思う)だったので、まあ戦略としては当然なのかな?という気もしています。
よく言われている話ですが、都会のファミレスはどんどん「ファミリー」から遠ざかり、さらに「シングル」のうち「女性」に偏っていく過程にあるのかも知れませんね( 女性はドリップコーヒーなんてどうでも良いと会社は判断したのでしょうか?)。


(追記)
さっきニュースで知ったのですが、逗子のデニーズが今月で閉店になるのですね。大学生の頃、友人たちとドライブといえば三浦半島を南下することが多かったので、象徴的な存在でした。あの時代のファミレスは、場所によっては「 特別な存在」だったと思います。

エイミー・マン来日!


マグノリア」に感動してから10年、4年振りに来日したエイミー・マンのライブ(8月25日/SHIBUYA-AX)に行って来ました。
ピアノ・キーボードの2人とのシンプルな構成で、時折、演奏する楽器を交換したりしながら、落ち着いてじっくり歌を聴く、という雰囲気のライブでした。最初の挨拶からして「good evening」ですからね( 他のライブで聞いたことない)。
エイミー・マンの声は低く、そして魅力的です。もしかしたら昔と比べて高音が出なくなってしまったのかも知れないけど、なんて素晴らしい声なんだろう。頭の中に素直に入っていきます。僕は洋楽の歌詞をじっくり読むことはあまり無いのですが、彼女は別です。家に帰ってから、再度読み返したくなりました。
演奏した曲は「マグノリア」(+「バチェラーNO2」)からが多いものの、各アルバムから少しずつ選ばれていて( 最初に「今日は自分の好きな曲で普段やらないものをやります」とか言っていたらしい)、これにお気に入りの「nothing is good enough」が加われば大満足だったんだけど、次回に期待。
もう老眼って年なのかも知れないけど、メガネエイミーは少し可愛かったね。

この夏はサマソニにも行きまして、年をとらないジョーン・ジェットに熱狂しておりました。あういうシンプルなロックってのも良いね。ただ「I LOVE ROCK'N ROLL」のサビで歌を観客に預けたら、次フレーズの「so put another dime in the jukebox baby」で、僕を含めてグダグダになったのは、我ながら情けないと反省しています。他には「トムトムクラブ」や「スペシャルズ」、そして「中田ヤスタカ」にもノレました。
では、これからパフュームに会いに仙台に行ってきます。

やっと「RENT」に会えたけど……


赤坂ACTシアター「RENT」に行って来ました。今までCD・DVDでは聴いていて「Seasons of Love」大好きなんですけど、本物は初めて。前からどうしようか迷ってたけど、別キャストならともかくオリジナルメンバーはもう観る機会もないかも、と急に決断したら翌日(12日)の席が( 2階席だけど)とれました。
赤坂ACTシアターは昨年のリバーダンス以来。地下鉄出口から外に出て、赤坂blitzのお客さんの中を突き抜けて坂を上っていく構造が、雨の日なんて辛そうだけど( 1階席だと入ったらまた直ぐ階段下りです。)、席に着いてしまえばもう関係ないです。
で感想はというと、もちろん楽しめて良かったです。とはいえ、両袖の字幕を追うのが途中で疲れてきて、舞台・曲に専念しようとしても、音が割れたりギターのチューニングがあってないとしか思えず、今ひとつ集中出来なかったかな。でも、生で「Seasons of Love」を聴いたのだから良しとしないとね。
ミュージカル好きな後輩が、主演が年取ってるからねえ、なんてネガティブなことを言ってたけど、映画の様に顔がアップになるわけで無いし、2階席の僕はそこまで気にならなかったけど、ロジャーとマークが堂々していて頼りない若者って感じがしないということなのかな?それはそうかも。
出来ることなら、もっと小さい劇場で舞台と客が近い「RENT」を楽しめたらどんなに良いことでしょう。 家に帰ってからDVDで復習・お口直しをしました。

NHKはJリーグを都市名で伝えない

しばらく更新してませんでした。その間に色んなことがあった気がするけど、のっちのFRIDAYのことも含めて、すべてもう昔話。
さて、タイトルについては以前から疑問に感じていたことで、ネット上の過去のどこかで話が出ていることなのかも知れませんが、少し書いてみます。
Jリーグのチーム名称を略称で表現する場合、基本的に新聞・専門誌は「都市名・地域名」で記載していると思います。TVの場合は番組によって様々なのですが、NHKのニュース報道においては必ず「愛称」です( 順位表は「愛称+都市名・地域名」)。これはJリーグに関心のある人ならどこのチームのことか判るけど、ニュースでしかサッカーの話題に触れることのない大多数の人にとっては「 わけがわからん」という状態でしょう。
少しずつ閉ざされた世界になりつつあるJリーグにとって、地上波放送やNHKBS放送を増やす等の「 間口を広げること」が重要だと多くの人が主張されていて、まったく同感なのですが、こちらの問題こそ長年続いていると「 間口を狭めること」につながっている気がします。
Jリーグが出来て以来何度と無く、アンチサッカーの人やアンチと言うほどでもないが知らないので楽しめないという人から、

Jリーグはチーム数が多すぎる。覚えられない。
野球でさえ12チームなのになんでそんなに多いの?しかも変な名前で。

と言われてきました。その度に僕は反論してきました。

サッカーでは多くの国が人口に関係なく1部リーグのチーム数は16〜20( ポルトガルとかスコットランドは例外ね)。
野球の12チームに根拠はなくて、アメリカだったら、MLBで30、NFLで32、NBAで30ある。そもそもアメリカにおいて1人の人間がそれだけの「愛称+都市名」を覚えているワケがないし、その必要はない。あくまでチーム名称は都市名であって、Jリーグで考えると例えば日本人で「川崎」や「広島」や「名古屋」の地名を知らない人はいないだろう。だから現在のどの都市がJ1にいるかについては少し順位表に興味を持たないとわからないけど、チームが憶えられないのでJリーグがわからない、とはならないはず。

とは言え、なかなか論理で相手を説得することは難しく、それにはTVにおける報道のあり方も影響しているという考えになりました。
僕が疑問なのは、プロ野球では昔から広島の様に都市名をチーム名称にしている球団があるため( さらに横浜も)、都市名で伝えることが都市・地域の視聴者対応で問題になるという理由も成り立たないのに何故?ということです。プロ野球については、企業名と都市名が違和感なく視聴者に受け入れられています。もしかしてJリーグの側から愛称で報道してくれ、なんて要望を過去に出してはいないですよね?
悪名高きサンデーモーニングご意見番におけるJリーグ順位表を見せる時間も、細かい字でフル名称が書いてあるものだから、事実上見るなと言っているようなものでしょう( もちろん僕はあの番組はサッカーについて関わって欲しくないと思っていますけど)。他のスポーツニュースの順位表・今日の対戦カードもそうですけど、せめて都市名だけだったらどれほど目に優しいか。
愛称はサポーターのものであり重要なものだと思います。ただ、それとTV報道の略称の問題は別だと思うんだけどね。TV側の事情は知らないけど、変えられないかなあ。

ジュリエット・ビノシュ&アクラム・カーン「in-i(イン・アイ)」

buckpasser2009-03-14


あのジュリエット・ビノシュが踊る?ダンス未経験じゃないの?しかも著名( だそうだ)なダンサー・振付家のアクラム・カーン( あの伝説の「マハーバーラタ」に出演してたのね)と共演での世界ツアーとのこと。生ジュリエットのダンスが観られるのなら、ということで雨の中シアターコクーンに行って来ました。

「in-i(イン・アイ)」とは「inside-i(心の中)」の省略形で「自分自身との出会い」や「新しい自分の発見」だそうなのですが、「様々な愛」を表現する官能的な舞台であることは間違いないです。

椅子が2脚あるだけの舞台で、最初、2人がやたら身体を回転させてばかりなのでどうなることか?と不安になったけど、男女の出会いについての物語が始まって、トイレ使用についての男女の違いの少し下世話なパントマイムや、濃密な絡みあいのダンスや、男女の感情のすれ違い等のモノローグがあり、シンプルな照明・音楽・演出で、よりいっそう2人の動きが観客に伝わる舞台だと思います( 彼女が壁に貼り付け状態になった時だけ凝った演出と言えるかも)

双眼鏡で彼女の表情を見つめながら、喋る時はもちろん言葉の無い時もその表現力は「やはり女優だよなあ」なんて思いました( もちろんクラス的には「大女優」なのですが)。ダンスは専門家の動きとは言えないかも知れないものの、とにかくダイナミックな動きでかつ優雅な感じなのです。予備知識が無ければ45歳とは感じなかったでしょう。

音楽が何度も主旋律を繰り返す中で、少し眠たくなりかけたところでいきなり終了。正味70分でしょうか。勝手な思い込みでもう少し続くと予想していたので、あっけにとられた感あり。考えてみれば、2人だけでずっとパフォーマンスしているので、長時間出来るわけが無いですよね。

ところでジュリエット・ビノシュって、こんなに逞しくて大きい人でしたっけ?太っているという意味では全然なくて骨格からして大きい感じで、アクラム・カーンのいわゆるダンサーの引締まった肉体がとても小さく見えます。身体を絡ませている時なんて、カーンが犯されている?ぐらいの感じです。まあ、ゆったりとしたドレスと長い髪のせいもあるかも知れませんね。

イラストレーターの石川三千花さんがジュリエット・ビノシュのことを昔から酷評していて、ようは「セクシー」でなく「ハイヒールが似合わない足の太さ」で、「ワーストドレッサー」ともいうべきセンスの持ち主、ということらしいのですが、確かにごもっともではありますし、お世辞にも顔が小さいとは言えないです( と今回思いました)。でも、そんなことを含めて女優としての彼女の魅力だと僕は思っています。

マドンナみたいに50歳には見えないサイボーグの様な身体も魅力的ですけど、日本人から見ると少し老いが感じられる40代のフランス女性で、もう少ししたら「マダム」が似合う、という大女優の路線も観客としては魅力的です。

昨日はジュリエット・ビノシュの復習ということで、「ポンヌフの恋人」を借りて観たんだけど、そこから20年近く歳月が流れて彼女が目の前にいるというのは不思議な感覚。その後お口直しということで、坂を上ってユーロスペースで「汚れた血」を観ることも考えたけど、舞台から感じた印象がぼやけるのもやはり嫌なので、おフランス気分もあって「VIRON」でバゲット買って帰りました。


( 追記 )
結局、気になって最終日の公演も当日券で行って来ました。もう流れを追う必要なく、じっくりビノシュの演技とカーンのシャープな動きに集中して大満足。ポンヌフの上でも同じように回っていたなあ、なんて思いました。しかし、客層が昨日とかなり違う雰囲気でダンス(バレエ?)の関係者が多い感じ。やっぱり千秋楽は華やかだね。

ポツドール「愛の渦」

buckpasser2009-03-08

愛の渦

愛の渦

いつも観る度に「お腹一杯、もうそろそろいいかな?」なんて思うポツドールなのですが、代表作とされている「乱交パーティーに集まった10人の男女の話」となると、これだけは観ておかないと。

僕は最初のポツドールが同じシアタートップスの「夢の城」で、先にこの「愛の渦」があったから、あの実験的とも言えるダメ人間達?の1日を描いた作品につながっているような気がしました( 観る順番を間違えたかもね)。

ポツドールの会話は「徹底的にリアルにこだわった」というだけあって、いわゆる演劇的なセリフでなく、まさに日常会話です( に見えるくらいに洗練されています)。特に少しDQN系の若者の会話がまさにリアルですね。他の芝居だけでなく、他の映画やTVドラマでもここまでのものを僕は知らないです( あるんでしょうけど)。でも現実の会話、というかコミュニケーションはいいかげんな言葉のやりとりですからね。その中に、感情や人格が見えてくると思うので好きですね。

例えば、初めて会った人同士の気まずい感じがいいんです。もしかしたら場所が関西だったら違うノリの会話になるのかも知れないけど、僕の知っている東京圏では初対面はこんな感じです。

本当の乱交パーティーがこんな感じかはもちろん知りませんけど、こういう場でもてなかったら辛いですよね。そんな可能性を考えない人が参加するんでしょうか?劇中の店員の説明にあったように、合コンからセックスに至る中間を省略したい人が来る場所、なんですよね。とはいえ、芝居はセックス自体のことはあまり関係ない印象でした( ポツドールお約束のコミカルな体位のシーンはありましたけど)。

しかし、ポツドールの芝居で終わった時に拍手があったことがありませんねえ( たまたま、なのかな?)。というか、そもそもカーテンコールもないし。僕を含めて観終わった後に複雑な感情に支配されて、それどころでは無くなってしまうのかも?

「夢の城」の時は怒りも少々あった気がするけど、不思議なことに、再演があればそちらもまた観てみたい気がしてきました。

「カータンさん」のサイン会

いろいろあるのよ、主婦だって!

いろいろあるのよ、主婦だって!

アメブロのランキングでいつも上位にいる人気ブログあたし・主婦の頭の中 の書籍化2冊目を記念したサイン会に行ってきました( ブックファースト新宿店です)。
一応、出産・育児ブログですが、とにかく面白いネタの連続で( 更新頻度が高いにもかかわらず)、それこそ「人生の苦痛を緩和するもの」です。

実のところ、「サイン会」なるものに行くのは初めてなんですね。元々「サイン」ってものの価値をあまり認めていなくて、なんで皆欲しがるんだろう?とずっと思ってました。たとえ自分の好きな作家やスポーツ選手やアーチストだとしても、重要なのは作品やプレーだろう、ってね。
でも、路上ライブをやっているバンドの演奏を聴いてCDを買った時に、自然にサインをしてもらったことがあって、そこまで頑なでは無くなりました。親近感の証として意味があるんだよな、と現在は思っています( だから主観的には価値があることは理解できても、いまだに客観的な価値が付くことは???です)。

とはいえ人生初サイン会が「カータンさん」になった理由は、もっと単純。「本人に会ってみたい」からです。今のところ、写真があまり公開されていないので( 探せば少しは見つけられるのですが)、ブログにおける絵の「カータンさん」の実像がわかれば、もっと楽しめると思ったから。自画像と違ってセレブ系マダムという雰囲気の一方で、本当に「カータン」に似ているらしいので、是非、是非、サイン会に行かねば、となりました。
カータンさんはほぼ同世代なんで、ブログに出てくる昔話や世代の話は共感しきりなのですが、当然サイン会の参加者は同世代の主婦か夫婦が多くてかなり浮いてましたね( 中には20代の男性もいましたが)。。。カータンさんには予想外(?)の低音ボイスで「男性が来てくれて嬉しいです」と言っていただきましたけど( アメーバブックスの小林さんとの美女2人を携帯写真で撮影ね)。

あ、握手するの忘れた。