Perfumeと君が代を歌った日

buckpasser2008-11-08



6日、7日はPerfume初の武道館ワンマンライブ「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」。会社では、かなり前から「この日はしょうがない」という雰囲気にしてあるので、6時前には会社を出て九段下に向かいました。

6日は2階席西スタンドだったんだけど、オールスタンディングのライブハウスと違って遠いよね( 他のアーチストの武道館ライブだったら全く違和感ありません)。とはいえ、前が邪魔にならないのでステージ全体のパフォーマンスが楽しめました( 双眼鏡は必要だけどね)。西側から観て感じたことは「かしゆかの尻がエロい」ことでしょうか( 最初のコスチュームだと真ん中にスリットが入って時々ショートパンツのお尻が見えるのね)?まあ、それはさておき登場にフェイクがあった「コンピューターシティ」のオープニングから「edge」( やっと聴けた!)、「エレクトロ・ワールド」の流れでスタート。後は定番の曲に加えて「plastic smile」「puppy love」と新曲「dream fighter」。最後はやっぱり「wonder2」で終了。圧縮と縦ノリの盛り上がりのライブハウスとは違った、大きな舞台に合わせた映像や演出で、もう違う段階にPerfumeは来ているんだなあ、と感じたよ。。。
MCであ〜ちゃん

ここまで来たのは偶然。でも必然だと思いたい。だから、ここでみんなに会えるのも、偶然じゃなくて必然( やや不正確かも?)

って言ってたけど、ベタな科白だけど彼女達の場合は実感のこもった言葉なんだよなあ。

で、2日目の7日はアリーナ。全部順序もわかっているけど、やっぱり正面からステージを近くに観ると全然感じ方もノリも違います( 初日の2階だとやっぱりジャンプは怖いので抑え目になりますね)。初日はわからなかった映像とパフォーマンスのシンクロが格好良くて、また気のせいか動きやMCも昨日よりスムーズに進んでいるような感じ( あ〜ちゃん初日は体調不良説もあったし)で、気持ち良く楽しめました。

そんな中でビックリしたのは、あ〜ちゃんが「 日本武道館ですよ!こんな凄いところで歌わせてもらえて!日の丸がある!」とか言っているうちに「君が代」をいきなり歌い始めて、他の2人も観客も自然に国歌斉唱となったことでした。そんなことって他のアーチストでもあるとは思えないんだけど?サッカーの国歌斉唱だって普通の声で自然に歌う人って、バックスタンドでは多くない( 97年のワールドカップ予選は全く別ですけど!)。みんな照れもあるし嫌いな人もいるしね。国際試合でナショナリズムを高める時ならいざ知らず、相撲千秋楽や競馬の表彰式、ましてや学校の卒業式なんて、せいぜい小声かボソボソがいいところでしょう。だけど、ライブで参加することが大切なノリの状況では自然に歌声が出るのね( もちろん僕もですよ)。一瞬、僕はOKなんだけど、日本人以外の人も( また、いわゆる「リベラル」の人も)客席にいるのだろうから。。。なんて考えてしまいました。とにかく、サッカーの時より自然に歌えたことが不思議な感じだったのです。ところが「 こ〜け〜の〜」のところであ〜ちゃんが中断させるというありえない展開。最後まで歌ってしまうとヤバイと思ったのか解らないけど、絶妙なセンスだと思います。この件は、単純にあ〜ちゃんは夢にまで見た武道館ライブのことを喋っているうちに突き進んでしまっただけなんでしょうけどね。

アンコール後のMCであ〜ちゃん

ありがとう以上の言葉があればいいのに

と涙流しながら「ありがとう」と言ったのだけど、感謝を伝える表現で、これほど素晴らしい科白はないと思います。

もうワンマンライブは大きい箱でしかやらないのかも知れなくて残念だけど、背の低い人( 特に女子)も含めて多くの人に観てもらう様になるには戻れない道なのでしょうね。もちろん代々木にも行くつもりです。