フクアリの奇跡(千葉 4−2 FC東京)

たぶん、昨日から多くのブログで「フクアリの奇跡」という言葉は使われていると思います。応援している千葉の試合についてブログに書くことは避けてきたんですが、今回は別です( これからは書くかも?)。
この1年、本当に長かったですね。レギュラー5人が流出したことによって、シーズン前からどうやってチームをつくるのか?ということから始まって、初戦は引き分けたものの、それからはぶっちぎりの最下位。もうダメだと思ったことは何回もありました。

1.アウェー浦和戦0−3( 最後は「とりかご」状態だったらしいけど、体調悪くて前半で帰った。。。)

2.ホーム札幌戦0−3( 17位との直接対決で完敗) 

3.ホームG大阪戦0−1( 勝てないとは思っていたが、最後の最後に失点)


で、FC東京戦の後半8分に0−2になった時になります。J2に落ちても応援するよ、という思考に切り替えようとしていたんですね。元来、粘り強くない人間で、良くも悪くも諦めの良いところがあります( この場合は、つらさから逃げてることは明白です)。
しかし、信じられないことが時々起きるのがフットボールで、それが目の前で起きた!謝ります。本当に謝ります。2失点しても諦めなかったすべての人に。谷澤が同点ゴールした以降は興奮してよく憶えていません。ずっと震えていたような気がします。少し涙腺が緩んだ気もします。人生で最も大きな声を出した気もします( それまでは97年の日韓戦の山口のゴールだったんですが)。4点目を取ったところで少し冷静になったので、他会場を携帯でチェックしたら、東京Vが負けているのは知っていたけど磐田も負けている。ありえない展開により残留決定でした。
もうこれ以上の状況での逆転劇はあるとは思えないです。安易に「奇跡」「奇跡」と言ってはいけないと思うけど、これが奇跡でなかったら、いったいどんな試合がそう呼ばれるのでしょう?以前、音楽について「生きていく苦痛を緩和するもの」かどうか?の話を書いたことがありますが、僕にとってフットボールこそ、昨日のような歓喜や、失望や苦痛もあわせて「生きていく苦痛を緩和するもの」なんだろうと思います( J2降格しても同じことを思うと信じたいですが。。。)。ではまた。