韓国人と日本人の背の高さの話

日本人と韓国人を比較したら、多くの日本人は、彼らの方が民族的に昔から身体が大きいと思っているのではないでしょうか?これはスポーツなどで日本が苦しめられている時( 負けた時でもいいですけど)にそう思うかもしれませんし、ソウルに旅行したことがあれば、いやでも感じることでしょう。しかし、僕は個人的な体験から、ずっとそれは正しくないと思ってきました。
昨日、この朝鮮日報のコラムを読んで、同じように感じていた人がいたことに、少し安心しました( ただし、この記者は以前からコラムを読む限り、物凄い愛国者ですので、結論はいつもスゴイです。)。
http://www.chosunonline.com/article/20080106000027
現在は日本の若者の身長の伸びが止まったようですが、以前は毎年のように「大きく」なっていました。その成長が飛躍的に進んだ時期が80年代です。また、単純な数字だけではなく「体型」が変化したのが「丙午」以降の世代だと思います。僕の身長は171センチですけど、その中では背が「平均より低い」感覚が常時ありました( いわゆる「平均身長」は全ての人を単純に平均したものなので、実感とは違います。現在はもう当たり前なので気にしなくなりましたが。。。)。上記のコラムの内容と同じく、僕が86年に初めてソウルに旅行して、日本に戻った時に感じたことが「日本の若者は背が高い」でした。80年代は日本人の若者の方が圧倒的に背が高かったのです。
そのソウル旅行で、たまたま小学生の集団を見た時に、足の長さが親の世代と全く違うので、そのうちに急激に背が伸びるだろうなあ、なんて日本人として余裕の感想を持ったものでした( 自分の背が高いわけではないのにね)。で、97年にワールドカップの予選で、またソウルに行った時には、もう高校生ぐらいと僕とでは3センチは身長差がある感じでした。02年の日韓ワールドカップの時だと、もうラテン系の国より絶対に大きい巨人の国でした( 競馬場はオジサンばっかりなので普通の人の国で、レースが観やすかったですけど)。
なぜ、日本人の方が高かったかについては、コラムにある分析に完全に同意します。つまり、日本の方が先に豊かになって、動物性たんぱく質を大量に摂取出来るようになったからでしょう。韓国は日本より「戦後」になったのが遅かったからですね。どこまで大きくなるかは少し興味がありますけど、あんまり日本人と差が開くのもなんだかなあ、という感じです。