いつまでもデブと思うなよ
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08/16
- メディア: 新書
- 購入: 45人 クリック: 675回
- この商品を含むブログ (594件) を見る
ここで誰もが間違えるのは、「ダイエットは意志力の問題」だと考えることだ。もっと強固な意志をもとう、なんて決心してもダメ!意志力なんてあったら、最初から太っているはずがない。意志ではなく、知恵で乗り切るのだ。
私は自慢じゃないが意志が人一倍弱いし、運動も大嫌いだ。でも、頭を働かせることはあまり苦にならない。
岡田さんの食生活って、基本的に外食とコンビニに中心でお菓子と揚げ物とジュースと肉、肉、肉。。。って感じなので、これが会社ならコストカッターの活躍間違いなしです。そして、ポイントになることは本の中にもありますが、カロリーの計算が可能な食生活なのです。加工食品なら大抵のものに表示がありますし( 表示のないものは「教えたくない数値だ」と本文中にあります)、ファミレスのメニューにも表示されています( もっとも、それが正しい保証はないですけど。だって、低い表示の方が追加注文を誘発する期待がありますから)。しかも、ダイエットコークやノーカロリーゼリーなど、味のレベルダウンがあまりない代替物が隣に置いてあります。岡田さんの言うとおり、ロイヤルホストのタコスと、サブウェイはダイエットの味方だと、僕も以前から考えていました(考えているだけで、ダイエットはいまだに成功していません)。
減量前の岡田さんの1日の摂取カロリーって5000kcalとか6000kcalなので、少し食事の量を減らして、内容に注意すれば、ある程度は痩せます。しかし、継続して減量していくことは賞賛に値します( って、偉そうですね。スミマセン)。でも、だんだん楽しくなってくるんですよね。わかります。
ダイエットの過程をゲームの様にうまく言語化していく過程は、知性のある書き手の岡田さんだからこそ可能なのだと思います。この本のように、本人の心理や体の状態を明快に分析している本( もちろん岡田理論であって科学的かどうかはわかりませんけど)って、あまりなかったような気がします。そう言えば、恋愛と結婚について分析したこんな本もありましたね(そのうち文庫化されるかな?)。
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2001/12/07
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (13件) を見る